坐骨神経痛で推拿治療を受けて
2月18日夜、右腰臀部に痛みを覚え、翌日には痛みが増して、右足に体重をかけると右腰臀部に激痛が走り、歩行困難となりました。自宅で安静にして いましたが、痛みは衰えず、逆にますますひどくなったため、整形外科で診断を受けると、坐骨神経痛と診断されました。そこで電気治療や服薬等々の治療を受 けても、病状は回復の兆しがなく、悶々とした日々が過ぎた丁度その矢先に中国式推拿(すいな)療法が有効との紹介を受けて、2月24日に東京中医学研究所 を訪問しました。
病床にうつ伏せになった私に対して、孫先生は右腰臀部を梨状筋に沿ってぐいぐいと指圧され、最も痛い個所に指が押し込まれ、その時にはうめき声をあ げるくらいの激痛を感じました。更に、右足ふくらはぎの外側の部分の筋肉をほぐすなど20数分間の推拿によって梨状筋の捻じれが少しは正常な位置に戻った (と思われる)ため、今度は仰向けになって右足を持ち上げると、治療前よりも高々と持ち上げることが出来、痛みも相当緩和されました。病室をそっと歩いて みると今まで腰を曲げて、びっこを引いて歩いていた時よりもはるかにまっすぐに歩け、改善の兆しが見えてきました。しかし、梨状筋の一部に炎症があるた め、痛みはその時点では残っていました。
そして3月8日に受けた4回目の治療では右腰臀部の辺りをぐいぐいと押されても何の痛みも感じず、この時点で完治したと宣言され、これで卒業したと いわれたときは全く先生には感謝の気持ちで一杯になりました。発症当時の激痛で立ち上がることもできない状況からここで治療を受けて2週間ほどで完治した ことは驚異的な威力を見せ付けられた思いです。
10年以上の競技ダンスを続けて、激しい運動に耐えてきた腰部がここにきて悲鳴をあげて、ちょっとしたきっかけで急性的に発症してしまいましたが、 すぐに治療に入ったため、飛躍的な回復を成し遂げることができ、これからも競技ダンスを楽しめる身体になっていることを今一番幸せに思っています。