
第8期 臨床中医推拿塾修了
梅原二郎
私は平成16年5月に「紅葉丘整骨院」を東京都府中市にて開業しました。その開業半年前に孫先生の推拿塾に参加させていただきました。
自分で開業する前は指圧を中心とした施術をしていたのですが、長年施術されている患者さんほど筋肉がガチガチに固くなっていくということにずーっと疑問をいだいていました。
しかし、筋肉が固くなっているのは、筋膜や筋繊維が癒着している状態なので、その癒着を取り除かなければ筋肉は柔らかくならない、と孫先生に教わり長年の疑問からやっと解放されました。
指圧やマッサージを否定する訳ではありませんが、指圧や一般的なマッサージは癒着を取り除くことを目的にしていないので、単なる刺激にすぎないのではないかと感じました。刺激というのは、慣れてしまうと更に強い刺激を求めるようになります。その結果、やればやるほど筋肉が固くなってしまうのだと悟りました。実際、癒着を取り除く「分筋」という手技で施術すると、やればやるほど筋肉がどんどん柔らかくなることに感動しました。「筋肉の癒着を取り除く」という考えは他の手技になく、筋肉の癒着を取り除く多様な手技はまさに推拿の独占場といえます。
また、「正骨」という骨格や関節の矯正法も患者さんが感動するほどその場で結果のでる手技です。矯正というとカイロプラッティックが有名ですが、カイロは歪んだところしか、矯正をしません。そして、固くなっている筋肉に対するアプローチの足りないため、すぐに戻りやすいという特徴があると私個人的には感じています。
しかし、推拿の「正骨」は背骨ならすべての関節の動きをつけて全体をしなやかにする、という私にとってコロンブスの卵的な発想でした。筋肉のアプローチも「分筋」でしっかりとするため、他の手技とは比較にならないくらい推拿の施術は効果が長持ちするということを実感しています。これは、西洋医学と東洋医学の根本的な考えの違いの差からきているのだと私は考えています。西洋医学は悪いところだけ治せばいい、と対処療法的な考えですが、東洋医学は体全体のバランスを第一に考えます。
私は開業当初は保険で施術していました。この頃は私ひとりで約60名施術していましたので、本当に忙しかったです。しかし、保険での施術は対処療法的な施術になってしまい、推拿本来の全身を診るということが難しく、もどかしさを常に感じていました。そこで、開業して3年後、外傷以外の保険での施術は一切辞め、自費で施術することを決断しました。推拿の技術があれば、自費でも十分通用するという自信があったからです。今では、初回女性8,000円、男性9,000円。2回目以降も30~40分の施術で女性6,000円、男性7,000円という価格設定ですが、常に予約がいっぱいの状態です。
私は推拿ほど本質をついた手技はないと思います。孫先生の治療の考えはシンプルですが、本質というのはシンプルなものだと思います。私は開業半年前に推拿塾に参加し、開業後は今までの手技をすべて捨て、推拿塾で学んだ手技で施術し、保険診療においても、そして自費に切り替えた後も結果を出すことができました。これもすべて孫先生のおかげだと感謝しております。
体の不調で悩まれている患者さんに対し、お役に立ちたいと真剣にお考えでしたら、孫先生の主催する「推拿塾」に参加し、本物の手技を学ばれることをお勧めいたします。

第9期 臨床中医推拿塾修了
松本敬大
私が品川の鍼灸整骨院で院長を勤めていたころ、孫先生のうわさを聞き、治療を受けに行きました。
感想は、今まで受けた治療の中で一番効果があり、納得のいくもので、私も本物の手技療法を身につけたいと思い、臨床中医推拿塾に参加申し込みました。
その後、東京中医学研究所にて週2日勤務させていただく事になり、孫先生の臨床を拝見させていただいています。その姿は静かで美しく、迫力があり、気と力が体の奥深くに浸透していく様子がこちらにも伝わってくるほどです。 孫先生の推拿はまさに芸術といえましょう。
推拿塾参加希望の方は、孫先生の実際の治療を受けてみる事をぜひおすすめいたします。

第16期 臨床中医推拿塾修了
齋藤善久
8年前、社会人野球のトレーナー活動が治療家としてのスタートでした。 その後、故郷の茅ヶ崎で「ウェルネス湘南整骨院」を開院。今年で14年目になります。開業当初から幅広い年齢層、様々な競技レベルのスポーツ選手に来院していただいています。みなさんの希望は怪我の早い回復。そして早期復帰。 そのお手伝いをするために、常に新しい技術を追求しています。
推拿を知ったのは、より即効性のある手技を探し求めている時でした。そして一日セミナー受講。孫先生の手技を体験するチャンスをいただきます。
衝撃的でした。
見てびっくり、受けてびっくり。未経験の感覚。手技で特に驚きだったのは分筋法でした。敢えて言葉にするのなら「外科手術的手技療法」でしょうか。孫先生の指先は、メスのように鋭く的確に癒着した筋繊維を分けていくのです。それはまるで筋細胞を自由自在に操っているようでした。
「スポーツ選手に必要なのはこれだ!」
今までの自分流にどこか物足りなさを感じていた私は、推拿との運命的な出逢いを感じました。その後すぐに入塾。入塾当初は独特な手の使い方に四苦八苦しましたが、孫先生の丁寧なご指導により、 徐々に克服することができました。授業の翌日からすぐに実践。その繰り返しで推拿が着実に身に付いてくるのを実感しました。即効性はもちろん、効果が長期間持続するのも推拿の大きな特徴です。
当院での治療効果は目に見えて上がり始め、患者様の反応が明らかに変わってきたのは言うまでもありません。日々の治療において、またスポーツの現場でも推拿はすばらしい結果を出しています。
スポーツトレーナーとして既に活動されている方も、これから目指す方も、 推拿を身に付ければ強力な武器になることは間違いないでしょう。

第16期 臨床中医推拿塾修了
渡辺吉光
私は神奈川の秦野に「整骨院 ほほえみ堂」を開業して5年目となります(2010年3月に茅ヶ崎市へ移転)。学校では国家試験の勉強が中心で臨床に関する技術的なことはなかなか教わる機会が無いまま免状をいただいた ことを記憶しています。その後、整骨院に就職し、患者さんを治療するなかでひとつの疑問が生まれました。「治してるのか?」、「通わせてるのか?」・・・数年後、この疑問を解決するために開業という道を選びました。開業は終わりではなく始まりであって、技術向上の為に数々のセミナーに参加しました。
それなりに効果があるものもありましたが「一生の技」として腑におちるものには出会えませんでした。孫先生のことは書籍、ビデオ等で拝見させていただいておりましたが、推拿塾の存在を知ったのは最近で是非、直接ご指導を受けたいと思い参加させていただきました。
セミナーに参加して、今まで疑問だった「治せる治療とは?」の答えがでるのに時間は掛かりませんでした。毎回、直接孫先生の手技を体感させていただき、「治されてく」感覚がとても心地よく、私の患者さんへの効果も かなり高いものとなり、充実感のある内容にとても満足しています。
治療以外でも、治療家としてのあり方や、人格者としての中国の格言や孫先生の人柄にとても共感し、少しは自分も成長できたかなと思っております。
今後、日本の保険医療は厳しい現実の中、整骨院として何ができるのかを考えていくと「治せる治療家」に孫先生の推拿塾は私にとって大変勇気と希望を与えてくれました。勉強に終わりはありませんので今後ともご指導の程、宜しくお願いいたします。
最後に、とても心地よい雰囲気の中でセミナーを受けさせていただいた事を高い志をもった塾生の方々、孫先生に感謝いたします。ありがとうございました。

第16期 臨床中医推拿塾修了
阿部一貴
私は柔道整復師として将来独立開業に向けて現在勉強中です。今後保険に頼らず、自費診療での開業を考えていて、何か治療効果の高い治療法はないかと探していた時に「推拿」を知りました。調べてみると、臨床中医推拿塾というセミナーで孫先生が推拿を教えている事がわかったので、すぐに参加することを決めました。授業では、推拿を使っての様々な疾患に対する、臨床で即使える治療法を丁寧に細かく教えていただき、自分の治療の幅を広げることができました。また、技術的なことだけではなく、治療家としての「心」の持ち方といった精神的なことまでも指導して頂きました。さらに、先生の長年の臨床で培われた貴重な経験談を聞くこともでき、半年間という短い間でしたが、開業に向けて、自分の進むべき方向を定められ、大変有意義で濃密な時間をすごすことができました。
まだまだ未熟な私ですが、これからも推拿を勉強して、孫先生のような素晴しい治療家になれるよう頑張って行きたいと思います。

第18期 臨床中医推拿塾塾生
小松裕明
私は愛知県の豊川市で「こころ手~cocorote~」という、中国整体とリンパセラピーの店を開業しています。私は地元にある中国整体(推拿)の専門学校を卒業し、治療院で勤務、その後開業しました。
日々治療していく中で、
○あるレベルまでは効果を感じていただけるが、その先が・・・
○疾患別の手技の少なさ
○正骨の理論と種類の少なさ
○全ての患者さんを健康で笑顔にできていない 等
物足りなさを感じ、技術の向上をしなければいけないと思い、インターネットなどで探していました。偶然にも、孫先生の推拿塾のホームページを見ることができ、「分筋」と「正骨」の説明を読んだとき、「これが自分の求めていたものだ」「この手技を体験してみたい」と思い、すぐ、孫先生の治療を受けに行きました。
衝撃的でした!!
手技の多さ、即効性、先生のオーラ、なんといってもレベルの高さ。「どうしてもこの手技を学びたい」「本物を身に付けたい」すぐ入塾を決めたのは言うまでもありません。そのときの胸の高鳴りは今でも忘れられません。授業では毎回、孫先生に直接、丁寧に指導していただきました。一番嬉しかったことは、即使える手技を、包み隠さず教えていただけたことです。用事があり、どうしても授業に参加できなかったときも、補講でしっかりフォローしていただけました。
授業で習った手技を、治療で使ってみると、筋肉のほぐれる速さ、痛みの取れ具合など、治療効果は目に見えて上がり始めました。患者さんからも「即効性を感じる」「楽な期間が延びた」など、うれしい声を多く聞くようになり、心の中でガッツポーズをしています。
全ての患者さんを、短期間で健康で笑顔にしたいとお考えの治療家の方には、ぜひ、孫先生の「推拿塾」に参加し、学ばれることをおすすめいたします。最後に、孫先生をはじめ、高い志を持った塾生の方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。

臨床中医推拿塾修了
田島江利子
20代後半ずっと自分のライフワークを探していました。まず、色んなことをやって、本来やりたいことを徹底してやってみる、それが、多くの事から私が学んだ一つの答えでした。元は物創りが好きで、縁あって建築を専攻し、就学していましたが、二年ほどで何か違うなという違和感がある中、ひたすらに進んでいった記憶があります。勉強と仕事は違うものかもしれない、とただ只管突き詰めていった結果、やはり違うんだ、と思い至りました。そこから、自分は本当に何がしたいのか?模索が始まりました。
また、当時、一つの願望として、英語を使いこなしたい、というものがあり、留学に対して強い憧れがありました。長期間の休暇は社会人には取りづらく、会社を辞める覚悟がないと不可能なように思っていました。やりたいこと、やりたくないことの狭間で我武者羅に取り組むことは、身体に無理をきたすことが往々にしてあります。施術をとおして、多くの人は、特に日本人は真面目で、自分に厳しく頑張り屋が多いので、何よりも体を大切にしてない人が多いように感じます。私は一つの夢を叶えるため、カナダにワーキングホリデーしました。とても素晴らしい体験で、広島から一度も出たことのない自分にとっては、非常に他のものに代えがたい大きな経験でした。
実は、出発する前に大長今(デ・ジャングム)という韓国ドラマを見たことが、この推拿の入門のきっかけです。これから、一体何をしよう?色々な経験を積みました。その中で、ぐっと来たのがこのドラマの主人公、料理人を経て、鍼師となった彼女の生きざまでした。次々に人を治していく。人が元気になっていく、その姿はまぶしく、美しく、その世界に触れたいと思い、手段を調べ始めました。鍼の学校を調べていたちょうどその頃、私の従姉が推拿っていうのがあるよ!と助言をくれ、全く知らなかった推拿の世界の扉が開かれました。鍼と比較すると、同じ中医学のうち、推拿、漢方、鍼灸は三大医学であり、場所、時間を選ばない、体一つ、指ひとつで治せる!そういう存在だと知りました。
当時、広島でも鳥取島根あたりで活躍している推拿の学校があり、そこに勉強をしにいこうかとも思いましたが、折角いちから習うものであるならば、第一人者のもとで習いたいと思い、探し始めました。 数ある中で、光っていたのは、この孫先生の臨床中医推拿塾でした。東京でしたが、カナダよりは近い!
カナダから帰ってすぐ始めようと決めていたころ、東日本大震災が起こりました。東京の被害も凄いものだと聞き、事務所に問い合わせ、大丈夫だと知り、入塾を決意しました。通って勉強しよう!と。これが私の推拿との出会いです。
施術を通して、多くの患者の方と出会い、多くの師匠、仲間と出会い、今の私のスタンスは、出会う人全てが心と体を大切にする事にコミットメントしていること、です。

臨床中医推拿塾修了
榮野川千佳
大学時代に中国の大連に一年間留学しました。授業中に先生が、中国には推拿という手技療法があること、先生のご家族の不調も推拿で治った、という話をしてくれたのがきっかけで、推拿の存在を知りました。
大学卒業後は会社員として働いていました。忙しい日々が続いて、もうダメだ、というときは整体に行き、持ちこたえていました。仕事はやりがいはありましたが、このまま人生が進んでいくことに疑問を感じ、新たな道を探し始めました。助けてもらっていた整体のことや、幼い頃、母親に肩もみをして喜んでもらえたのが嬉しかったという経験もあり、人のからだに関することをしたいという思いが強くなりました。
自分のペースで、誰かが辛いときに心も体も楽になるお手伝いが、仕事として一生できれば幸せだなあ、家族や友達、周りの人たちの健康につながる手助けができれば、少しは恩返しになるんじゃないか、という思いもありました。そして、留学以来、頭の片隅にあった推拿への興味が募り、日本で学べるところを探し、孫先生と臨床推拿塾にたどり着きました。一度は体験してみたくて、当時住んでいた故郷の沖縄から東京に孫先生の施術を受けに行きました。このときのことを、今では先生に「偵察に来たよね。」とよくからかわれています。実際に受けてみて、孫先生の辛いところにピタリと手が行く的確な施術に感動し、推拿を学ぼうと決心しました。
推拿を学びはじめてから、東洋医学の奥深さにますます魅せられ、昨年から鍼灸専門学校にも通っています。(現在は当院でも推拿と鍼灸治療を行なっています)将来、沖縄で開業し、推拿と鍼灸を組み合わせた治療ができるように日々研鑽を積んでいます。

臨床中医推拿塾修了
井上妙子
私は様々なお客様と接していく中で、心はすごく大事だなと感じていきました。そして、体と心の状態も視野に入れていかれる中医学に興味を持ち、そこからすいなを知ることになりました。
すいなの「調和をもたらす圓」という哲学にとても共感しました。圓になるとは、バランスなのだと思います。人それぞれ自分に合ったバランスを整えること、それは自分を認め自分の魅力を磨き続けること。その土台があって初めて周りを受け入れ気持ちよく手をつなぐことができるんだと思 います。
私にとって推拿は、技術を教えて頂くとともに自分を学ぶ時間でした。
地に足をつけ、踏ん張ること。
大地からのエネルギーをしっかりと受け取り使うこと。
現実を受け止め、進んでいくこと。
ふわふわしている中に真をつくること。
底をついて変わり続けるまでやることでいい変化が生まれること。
それらは、自分だけでは気づけなかった視点であり、それを認め、向き合い、体感が合わさったとき、苦手と思っていたものが飛躍的に変わることがわかりました。すいなの手技はとても繊細で強力で鋭く、明確なポイントと正確なテクニック、そしてそこに向かうマインドが合わさって、体が整う最良の手伝いができると思います。
治癒はその人自身がするもの。その人が自分で気づき、自分で治癒力を高めていく、私はその道のりを全身全霊をかけてを手伝いする。そのために必要な大切な学びをいただきました。
これからも氣を高め、その器となる自分を精一杯表現し、生きる喜びを一緒び分かち合えるよう鍛錬を重ねていきたいと思います。

