臨床中医推拿塾

推拿塾生の声

 先日、膝に不調を抱えるお母様を連れて来院された坂井さんは、元々孫先生の弟子として推拿を学ばれ、現在は地元長野県木曽郡で開業されています!そんな坂井さんにお話を伺いました。
 これから推拿を学ぼうと考えている方にも、是非読んで頂きたいエピソードです。


坂井さん、今日はよろしくお願いします。

●初めて来院されたきっかけを教えて下さい。

坂井さん
 最初は自身の不調で来院しました。元々、子供の頃に高い所から落ちて腰を痛めまして、20代半ばには交通事故でムチウチに、それからずっと首や腰に慢性的な痛みがありました。40歳になる前の年に、急に朝起きるとベッドから起き上がれなくなったんです。その時は歩くことも出来ず、左脚の麻痺と痺れがありました。病院に行くと、そのまま入院、脊柱管狭窄症と診断されました。ブロック注射も効かず、1ヶ月半程は車椅子で生活しました。スポーツドクターや有名な大学病院にも行ったのですが、はっきりした原因はわからないまま、最終的には心療内科に行くことを勧められてしまい、とてもショックでした。そんな時に、知人の紹介で孫先生のことを知り、一度伺ってみることにしたんです。発症から、7、8ヶ月経った頃です。
〜孫先生の施術を受けて〜
伺った時は、左脚は引きずった状態で、松葉杖を使わなければ歩けなかったと思います。それが、先生に診てもらって、一回の施術で歩けるようになったんです。施術後、先生に「立ってみて」と言われて、立ったら立てた、「足を出してみて」と言われて、足を前に出したら歩けた、と言う感じで。これにはもの凄く感動しましたね。

●どのような施術だったのですか?

坂井さん
 最初、先生が背骨や骨盤を触って確認して、背骨が10か所以上ずれていると言われたのを覚えています。骨盤も左右の高さが5センチ以上ずれていると言われて、まずはこれを調整しなければいけないと言うことで。背骨、骨盤、首の周りを解して、それからしゃばん法(推拿の手技の一つ)を使って調整してもらいました。背骨は上から下まで音がして、骨盤もガクッと動いた感覚がありました。するとだんだんと血が流れて行くような感じで、脚の痺れもスッと引いて行きました。それから、中国式の首の牽引機で、首の骨を何度か調整してもらったと思います。
 その後も1ヶ月近く東京に滞在し、毎日先生の施術を受けました。地元の長野に帰ってからは、リハビリを兼ねてジムで運動しながら、月に一度は孫先生のところに通いました。これを半年程続けるうちに、徐々に回復していきました。

●元々郵便局員だったと言う坂井さん。推拿を仕事にしようと思われた決め手は何だったのですか?

坂井さん
 こう言うもの(推拿)で人の身体って治るんだ、と感動したことですね。それまでいくつかのお医者さんにかかっても治らず、原因も分からなくて、最終的に精神的なものじゃないかと言われてしまい、すごくショックだったんですね。孫先生に診てもらった時に、これはこう言う原因だから、この施術をすれば良い状態になる、とはっきり言って頂いて、実際にその通りになって、もう歩けないと諦めていたのが歩ける様になったことにもの凄く感動したんです。先生には本当に感謝しています。その時に、孫先生が僕の手を見て、「手がこの仕事に向いている、この仕事どう?」と軽い感じでおっしゃって、その言葉がずっと心の中に残っていました。
 地元に帰ってみると、自分と同じように身体に不調を抱える人が沢山いたんです。それで、推拿を習えば、自分がこの人達の身体を治すことも出来るのかなと考えて。孫先生から向いていると言って貰った事も心に残っていたので、思い切って孫先生に弟子入りを志願して、推拿を学ぶことになりました。やっぱり、推拿が人の身体を良くできると言うことが、1番心に響きましたね。
 
●それからしばらくはリハビリに専念し、約半年後に臨床中医推拿塾に通い、学びをスタート。それから約2年程、東京中医学研究所で働きながら学び、その後地元長野と東京の2拠点て独立されたそうです。

坂井さん
 最初は看板出さずに、大した宣伝もしていなくて、知り合いに声をかけながら小さいやっていたんですが、少しずつ口コミで広がって行きました。だんだんと地元長野のお客様が増えてきて、地元中心になって行きましたね。

●現在、コンスタントに1日4、5人の方を施術していると言う坂井さん。ここまでの道のりを教えて下さい。

坂井さん
 独立したばかりの頃、技術的にまだ未熟な部分もあり、一度いらしてそれっきりという方もいましたし、効果を感じで下さる方もいました。何年か続けているうちに、だんだんと安定して来て、一時多い時には、1日10人の方に施術をしていた事もありました。その後、家庭の事情で数年間仕事をセーブしていた時期があったので、大分仕事は減りましたが、少しずつ戻ってきて、今はコンスタントに1日5.6人を診せてもらっています。「良くなった」「助かった」と言って頂けると、自分なりに少しずつ先生に近づけたかな、と思っていたんですが、今日孫先生の施術を受けたらまだまだでした。笑

●坂井さんが思う推拿の素晴らしさを教えて下さい。

坂井さん
 簡単に言ってしまうと、「人の身体を治せる技術、芯から良い状態に戻せる技術」であることだと思います。人の身体は、良い状態であってこそ普通に動けたり、生活が出来るものだと思うので、その状態に戻せるって凄い事だなって。それが出来るのが「推拿」なのかな、と思います。

●今後の目標やvisionはありますか?

坂井さん
 「人の身体を治し続けたい」それに尽きますね。目標は、昔からずっと孫先生です。それはずっと変わらないですね。私のところにみえる方は、1番若くて15.6歳から、上は90代、平均すると70代後半くらいの方が多いのですが、身体を治したくて来る方がほとんどです。推拿を学んで技術を身に付ければ、きっと人の身体を良くする事ができると思います。

以上。


 臨床中医推拿塾で学ばれたことを、ご自身なりに深めながら継続されている坂井さんのお話、とても素晴らしかったです!坂井さん、貴重なお話をありがとうございました。


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